大竹耕太郎の高校・大学時代の恩師が明かす “超スローボール”に見えた自分らしさ

公開日: 更新日:

大竹耕太郎(28歳・6年目・投手)

 現役ドラフト元年にソフトバンクから移籍。今季12勝をマークし、18年ぶりのリーグ優勝に貢献した。

 2017年に育成4位でソフトバンクに入団。18年に支配下登録され、19年は先発ローテーション入りして5勝をマークした。しかし翌年以降は登板機会が減り、いわば“飼い殺し”状態だったが、そのポテンシャルの高さはアマ時代から大いに注目されていた。

 熊本県出身の大竹は中学時代から全国大会に出場。地元では名の知れた投手であった。大竹の母校・済々黌高校元監督で、90年夏の甲子園のレギュラー捕手だった池田満頼氏(50)はこう言う。

「初めてブルペンで投げているのを見た時に、あまりにもいいボールだったので思わず自分で捕りたくなって大竹の球を捕ってみたんです。そしたら、低めのボールも全く垂れずに手元でグッと伸びてくる。キレが良く球速以上に速く感じるボールでした」

 大竹の才能に惚れ込んだ恩師の後押しもあり、大竹は1年秋からエースを担い、打っては3番を任されるなどチームの軸に。2年夏と3年春には甲子園にも出場した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々