ソフトB山川穂高を待つ本当の試練 「どすこい」は反感材料に、人的補償にも軋轢の火種

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 晴れの入団会見は、謝罪から始まった。

「一連の私の不祥事でライオンズ、ライオンズファン、多くの方々にご迷惑をおかけし、本当に申し訳ありませんでした」

 19日に正式発表された山川穂高(32)のソフトバンクへのFA移籍。黒のスーツ姿で登壇すると、涙で目を赤くしながら頭を下げた。

 今年5月に知人女性に対する強制性交の疑いで書類送検され、8月下旬に不起訴処分となったものの、西武からは無期限の公式試合出場停止処分を受けた。そのペナルティーが解除されないままのFA宣言。当然のことながら、ネット上には批判の声が溢れている。

 会見に同席した三笠杉彦GMが「獲得に反対する声はたくさん聞いた」と言ったように、移籍が秒読み段階とされてからは、ソフトバンクの球団事務所にクレームの電話やメールが殺到したという。大逆風が吹く中での再スタート。「野球で結果を出して許してほしいとは思っていない。根本から変わるしかない」と会見後にソフトバンクのユニフォームに袖を通しても、一切笑顔がなかったのも当然だった。

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