ソフトB山川穂高を待つ本当の試練 「どすこい」は反感材料に、人的補償にも軋轢の火種

公開日: 更新日:

 晴れの入団会見は、謝罪から始まった。

「一連の私の不祥事でライオンズ、ライオンズファン、多くの方々にご迷惑をおかけし、本当に申し訳ありませんでした」

 19日に正式発表された山川穂高(32)のソフトバンクへのFA移籍。黒のスーツ姿で登壇すると、涙で目を赤くしながら頭を下げた。

 今年5月に知人女性に対する強制性交の疑いで書類送検され、8月下旬に不起訴処分となったものの、西武からは無期限の公式試合出場停止処分を受けた。そのペナルティーが解除されないままのFA宣言。当然のことながら、ネット上には批判の声が溢れている。

 会見に同席した三笠杉彦GMが「獲得に反対する声はたくさん聞いた」と言ったように、移籍が秒読み段階とされてからは、ソフトバンクの球団事務所にクレームの電話やメールが殺到したという。大逆風が吹く中での再スタート。「野球で結果を出して許してほしいとは思っていない。根本から変わるしかない」と会見後にソフトバンクのユニフォームに袖を通しても、一切笑顔がなかったのも当然だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?