ソフトB山川穂高を待つ本当の試練 「どすこい」は反感材料に、人的補償にも軋轢の火種

公開日: 更新日:

■人的補償で若手選手が指名されればさらなる反感も

 だが、本当の地獄はここからではないか。古巣の西武関係者がこう言うのだ。

「本来の山川は、明るい性格で人懐こいムードメーカー。騒動後は思い詰めた表情でいることが多かった。周囲の目が気になり、笑顔を見せるのもためらうような様子でした。ソフトバンクのファンだってみんなが歓迎しているわけではない。西武時代の代名詞だった、ホームランを打った際の『どすこいポーズ』も封印するしかないでしょう。それどころか、試合で活躍して顔を綻ばせただけでも反感を買うかもしれない。シーズンが始まっても、周りの視線を気にする日が続く。自業自得とはいえ、気の毒な感じはします」

 加えて、今回の山川のFA移籍には人的補償が生じる。山川が加入したことで、ソフトバンクの選手の誰かが、チームを離れる被害を被ることになるのだ。実際に西武が「カネ」ではなく「人」を選択し、例えば生え抜きの若手選手が指名されるようなことになれば、さらなるソフトバンクファンの怒りを買うことになるかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束