ソフトB山川穂高を待つ本当の試練 「どすこい」は反感材料に、人的補償にも軋轢の火種

公開日: 更新日:

■人的補償で若手選手が指名されればさらなる反感も

 だが、本当の地獄はここからではないか。古巣の西武関係者がこう言うのだ。

「本来の山川は、明るい性格で人懐こいムードメーカー。騒動後は思い詰めた表情でいることが多かった。周囲の目が気になり、笑顔を見せるのもためらうような様子でした。ソフトバンクのファンだってみんなが歓迎しているわけではない。西武時代の代名詞だった、ホームランを打った際の『どすこいポーズ』も封印するしかないでしょう。それどころか、試合で活躍して顔を綻ばせただけでも反感を買うかもしれない。シーズンが始まっても、周りの視線を気にする日が続く。自業自得とはいえ、気の毒な感じはします」

 加えて、今回の山川のFA移籍には人的補償が生じる。山川が加入したことで、ソフトバンクの選手の誰かが、チームを離れる被害を被ることになるのだ。実際に西武が「カネ」ではなく「人」を選択し、例えば生え抜きの若手選手が指名されるようなことになれば、さらなるソフトバンクファンの怒りを買うことになるかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発