パリ五輪代表主将 藤田譲瑠チマ(前編)「日韓戦に懸ける特別な気持ちはない」

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4月にアジア最終予選 支えは37歳の岡崎

「(J1神戸を19年度天皇杯制覇へと導いた)フィンク監督はスタメン固定の傾向が強くて、後半にアクセントを持ってくるという考えの人。僕は伊藤涼太郎君と後半に交代してボランチに入ることが多いですが、今はなかなか厳しい状況です。正直言ってサッカー人生で一番の耐え時なのかな。そう自分に言い聞かせて、前向きに準備するように心がけています」と藤田は新天地でぶつかった壁を何とか乗り越えようともがいている。

 そこで支えになってくれるひとりが、37歳のFW岡崎慎司だ。昨季30試合出場の大ベテランも今季は5試合と藤田以上の苦境に直面している。

「僕はマイナスのオーラが表に出ちゃうタイプなんですけど、オカさんはそれを感じ取ってくれて試合翌日にいろんな話をしてくれたり、監督から聞いた情報を教えてくれることもあります。普段の会話から心に刺さる言葉を言ってくれるし、ホントに尊敬できる人。プロとしての模範になっていますね。大事なのは自分がチームを勝たせられる存在になれるかどうか。アルゼンチン戦の時みたいに、流れを良くする仕事を突き詰め、もっと試合に出られるようになりたいと思っています」

 23年12月27日の前半最終戦のスタンダール・リエージュ戦で待望の新天地初ゴールを挙げた。

 ブレークが待たれる。(つづく)

(聞き手=元川悦子/サッカージャーナリスト、絹見誠司/日刊ゲンダイ

藤田譲瑠チマ(ふじた・じょえるちま)2002年2月生まれ。東京・町田市出身。ナイジェリア人の父と日本人の母との間に生まれ、東京V-徳島-横浜Mを経て、23年7月にベルギー1部シントトロイデンに完全移籍。22年7月の東アジア選手権でA代表デビュー。

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