阿部巨人「1年目からV狙い」鮮明 “完全試合OB”が看破したキャンプメンバー振り分けの真意

公開日: 更新日:

 昨年期待された左腕の有望株・井上ら若手の抜てきが少ないのも、阿部監督の「優先度」が違うからだという。

「2020年から2年間ほど二軍監督を経験しているだけに、若手育成の重要性は知りつつも、チームが過渡期に差し掛かっていることも承知している。2年連続Bクラスで監督の座が回ってきただけに、とにかく勝つことを優先させたい。今年は一軍キャンプで若手を試す機会が減るかもしれません」(高橋氏)

 阿部監督はこの日、獲得が発表されたメジャー通算178発の外野手・オドーアについても「一日でも早く来て欲しい。キャンプをやるのとやらないのとではまったく違うから」と熱望。それもこれも「新戦力のチェック」が最優先だからだ。キャンプメンバーの振り分けに「まずは結果」という新指揮官の強い意思が表れている。

 ◇ ◇ ◇ 

評論家・高橋善正氏は1971年に1奪三振で完全試合を達成。関連記事【もっと読む】…は、2022年にロッテ佐々木朗希が完全試合をした際に高橋氏が本紙に寄稿したコラムだ。佐々木朗に対し、「羨ましい、と素直に思う」言い切り、もっとも評価するポイントとは…。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  1. 6

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 7

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  3. 8

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  4. 9

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず