スペンサー・ストライダー 最速165キロ、メジャー屈指の「奪三振怪獣」

公開日: 更新日:

スペンサー・ストライダー(ブレーブス・25歳)

 米国での愛称は「Quadzilla」。Quad(クワッド)は太ももの四頭筋を指し、zilla(ジラ)は日本でもお馴染みのゴジラが語源で、怪獣や怪物、巨大な物という意味。卓越した太ももの筋肉から、「剛脚獣」と呼ばれているのだ。

 MAX165キロの直球を武器に三振を量産。昨季は20勝(5敗)、281奪三振でリーグ2冠に輝いた。さらに「123回3分の1で200奪三振」を達成し、自身の持つメジャー最速奪三振記録を更新。200個目を奪った相手は、エンゼルス時代の大谷だった。

 メジャー通算3年で483奪三振とはいえ、デビューした21年はわずか2試合のリリーフ登板のみ。実質2年でこれだけの数字を積み上げたといってもいい。

 速球投手にありがちな制球難とは無縁。昨季は186回3分の2で58四球。9回完投で3人歩かせるかどうか、だ。

 背番号99は映画メジャーリーグ」でチャーリー・シーンが演じた剛球守護神、リッキー・ボーンが背負ったものにちなむ。大谷とムービーばりの激突を見せてくれるか。

  ◇  ◇  ◇

関連記事【他の凄いヤツ】…では、ナ・リーグの他の「スゴイやつら」をチェックできる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち