著者のコラム一覧
森雅史サッカージャーナリスト

佐賀県出身。久留米大付設高から上智大。サッカーダイジェスト編集部を皮切りに多くのサッカー雑誌の編集に携わり、2009年の独立後も国内外精力的に取材を続けている。「Football ZONE」「サッカー批評web」などに寄稿。FM佐賀で「木原慶吾と森雅史のフットボールニュース」。「J論プレミアム」「みんなのごはん」を連載中。「日本蹴球合同会社」代表。著者写真は本人提供。

謎多き北朝鮮の「負けたら強制労働」は事実か、日本の敵情分析力はどの程度なのか

公開日: 更新日:

 11日、JFA(日本サッカー協会)が「26日は平壌開催になった、とAFC(アジアサッカー連盟)から通達があった」と発表しましたが、彼らが本国での試合開催を心待ちにしていたのは、想像に難くありません。

 日本代表について聞くと「サッカーのレベル自体は東アジアで日本が一番高い」と重鎮は評価してくれました。もっとも「それはあくまで競技レベル。サッカーの世界では、レベルが高い=勝利にはなりません」と続けて「我が国の代表と日本はいい勝負になるでしょう」と言い切りました。

 2月、なでしこジャパンが北朝鮮女子代表に勝利してパリ五輪の出場を決めました。平壌開催が認められず、中立国サウジアラビアでの試合開催となりました。ホームで圧倒的に強い北朝鮮にしてみたら、何としても平壌で試合をやりたかったことでしょう。

 北朝鮮女子代表の五輪出場が絶たれた後、北朝鮮のサッカー関係者に「負けたので選手たちは強制労働されるのではないか、という話がありますが?」と聞きました。

 関係者は「昔から『負けたら強制労働』と報道されますよね。もし成績によって懲罰が行われるようなことがあれば、誰もサッカーなんてやらないでしょう。そんなこと(強制労働)はありませんよ」と苦笑いでした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも