著者のコラム一覧
森雅史サッカージャーナリスト

佐賀県出身。久留米大付設高から上智大。サッカーダイジェスト編集部を皮切りに多くのサッカー雑誌の編集に携わり、2009年の独立後も国内外精力的に取材を続けている。「Football ZONE」「サッカー批評web」などに寄稿。FM佐賀で「木原慶吾と森雅史のフットボールニュース」。「J論プレミアム」「みんなのごはん」を連載中。「日本蹴球合同会社」代表。著者写真は本人提供。

謎多き北朝鮮の「負けたら強制労働」は事実か、日本の敵情分析力はどの程度なのか

公開日: 更新日:

 いつの世も北朝鮮代表の情報量は圧倒的に少なく、戦力分析は至難の業です。もちろん、JFAはただ手をこまねいているわけではありません。

■北朝鮮は世界中で突出して情報量の少ないチーム

 22年カタールW杯が終わった後、テクニカルスタッフ(分析班)を4人から2人に減らしましたが、負担が多過ぎるという理由で4人に戻されました。そして1月のアジアカップでは、さらに4人が追加されて総勢8人の分析班が、グループリーグで対戦する3カ国、決勝トーナメントで対戦が見込まれる相手も丸裸にしようと奮闘しました。

 日本の分析力はどの程度のレベルでしょうか。

 ある関係者が「当日のメンバー表が発表されて試合前のウォーミングアップで体を動かしている選手を見て『この選手が先発した場合の基本布陣はこうで戦い方はこう』という部分まで分かっています。試合前は時間がありませんが、要点を選手たちに伝えています」と教えてくれました。

 しかし、北朝鮮は世界の中でも突出して情報量の少ないチームです。分析するにも、多くの困難が付きまとうでしょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?