中日、西武に追い風? 今季も投高打低が加速気配なのは「飛ばないボール」が原因か

公開日: 更新日:

 中日広島との接戦を制して3連勝。この2カードを5勝1敗で終え、好調を維持している。

 中日はリーグ屈指の投手陣がウリ。今季もここまでチーム防御率2.04はリーグトップだ。この投手力が一層の追い風になるかもしれない。

 今季は3カードを終えての両リーグの1試合平均得点は、3.08(8日現在)。昨季の3.48を下回っている。まだ開幕したばかりとはいえ、投高打低の傾向が一層、鮮明になるかもしれない。

 球界では開幕を迎えるにあたり、「ボールが飛ばない」との声がチラホラ聞かれた。パ球団のチーム関係者が言う。

「近年、投高打低の傾向が強いのは、投手のレベルが上がっている上に、飛ばないボールの影響もあるはずです。昨季のセ・パ両リーグの1試合平均得点3.48は、統一球が導入された直後の2011、12年に次ぐ低さで、平均得点数は近年、右肩下がり。明らかに逆方向への打球が飛ばなくなっているし、今年は、昨年と比べてボールの表面がやや膨んだと感じている選手もいる。春先は投手有利ですし、投手力があってきちんと機能しているチームが有利なのは間違いありません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」

  5. 5

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  1. 6

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか

  2. 7

    メジャー今オフにも「二刀流ルール」撤廃の可能性…ドジャース&大谷翔平に他球団のやっかみ集中

  3. 8

    “児童ポルノ”で衝撃逮捕!日本サッカー協会・影山技術委員長の素性…「精神的な負担を抱えていた」の声も

  4. 9

    奈良の鹿愛護会が語った現場のリアル…「シカさんをいじめるな!」の裏に横たわっている大問題

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発