大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

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 しかし、今季はここまで打者専念の大谷が、2日のダイヤモンドバックス戦を1試合休んだだけでDHを独占。このときDHに入ったのは主に4番を打つスミスで、他の選手はDHとしての出場がない。ドジャースは今季、大谷がDHを独り占めすることを想定して野手を手厚くし、DHではなく交互に休ませているのだが、このままシーズンを乗り切れる保証はどこにもないのだ。

 捕手のスミスは攻守で欠かせない存在だし、オフにFAで獲得したテオスカー・ヘルナンデス外野手(31)は昨季マリナーズでDHとして28試合に出場したように休みながら結果を出すタイプ。さらに守備の拙いテイラーが出ずっぱりで三塁を守るようなら、いくら打ってもザルで水をすくうようなことになりかねない。

 かといって、打撃で圧倒的な数字を残す大谷をオーダーから外すわけにはいかない。ここまで52安打もメジャー単独トップ。持ち前のパワーに加えて、今季は技術も突出しているのだからなおさらだ。

 ロバーツ監督は大きなジレンマを抱えているようだ。(つづく)

  ◇  ◇  ◇

 大谷をラインアップから外さず、DHの枠を他の選手にも解放する方法はただひとつだけある。大谷を守備に就かせることだ。

●関連記事【続きを読む】…では、昨年9月に右肘の手術を受けた大谷が予定を前倒しにして外野守備につく可能性などについて詳しく報じている。

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