西武“ナベQ”監督代行の来季続投に早くも現実味 大物OBソッポ…「松井監督生贄」の波紋

公開日: 更新日:

 成績不振で松井稼頭央監督(48)が休養、渡辺久信GM(58)が兼任で監督代行を務めることになった西武。この激震の余波は小さくなさそうだ。

 今季の西武は開幕から低迷し、去る18日に球団史上最速の39試合目で自力優勝の可能性が消滅。交流戦直前まで15勝30敗の借金15で、首位ソフトバンクと15.5ゲームもの大差をつけられている。

 今後は渡辺代行体制で巻き返しを図るが、チーム周辺には、「次の監督の成り手がいない」と不安視する向きがある。

「今の西武は浅村、森、山川と主力野手がFAで流出する一方で、その手当てが全くできていない。特に野手は若手が育たないばかりか、助っ人もハズレばかり。戦力が豊富と言われる投手陣にしても、高橋や平良はメジャー志向があり、いつ移籍してもおかしくない。今の西武は、松井監督でなくても優勝争いをするのは極めて難しい。大物OBの登板を期待する声はありますが、数年間は低迷が続きそうなチームを引き受ける人は簡単には見つかりません。しかも、今の西武は『派閥政治』が跋扈している。つまり、渡辺GMの息がかかり、自らコントロールできる人物かどうかが重視されてきた。GMの去就次第ですが、清原和博氏はもちろん、元ソフトバンク監督の秋山幸二氏、工藤公康氏の招へいは難しいでしょう」(球団OB)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー