日本勢21人出場の全米女子OP なぜコースを知るプロキャディーは竹田麗央を推すのか

公開日: 更新日:

 舞台は米国北東部ペンシルベニア州にあるランカスターCC(6583ヤード・パー70)。前回は2015年に開催され、13人の日本勢が出場。8人が予選を通過し、通算3アンダー5位に入った大山志保は最終日に優勝争いで見せ場をつくった。 同コースで9年ぶり2度目の開催となる今年は、畑岡奈紗(25)、古江彩佳(24)、西村優菜(23)など米女子ツアーを主戦場とする選手に、国内から山下美夢有(22)や小祝さくら(26)、神谷そら(21)など21人の日本勢が参戦。15年大会33位の鈴木愛(30)もリベンジに燃えている。 15年優勝のチョン・インジ(29)の優勝スコアは通算8アンダー。全米女子オープンのコースは簡単には攻略できない。

 15年大会で鈴木のバッグを担いだプロキャディーの梅原敦氏がコースについてこう語る。

「まず距離が長く、アウトは高低差があるホールが多い。当時は風も吹き、グリーンはかなり硬くなりました。ティーショットをフェアウエーに置かないとグリーンに止めることはできません。鈴木プロは天才的に小技が上手いので、グリーンを外してもパーを拾えるが、フェアウエーキープが鉄則です。全米女子オープンはティーマークを極端に動かすのが特徴で、例えばパー4で90ヤード以上も前に出して1オンを狙わせることもある。練習ラウンドから想定しておかなければ、本番で景色の違いや番手選びで戸惑います。この点はキャディーの助言、つまり心の準備が重要になります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態