女子レスリング68kg級 慶大ガール尾崎野乃香はパワータイプを相手に持ち味のスピードを生かせるか

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「女子レスリングの68キロ級はパワーに頼り、攻め方が一直線という選手が少なくありません。尾崎は階級を上げたとはいえ、筋力をつけてパワフルなレスリングをするのではなく、彼女の持ち味であるスピードを生かせば、海外勢には対応できないはずです。海外勢は差し(相手の脇に腕を入れて体勢を崩すこと)や、ツーオンワン(両腕で相手の片腕をコントロールしながら崩す技術)を仕掛けてくるはずなので、それを横に回ってかわしながら、思いきって片足タックルに入る展開に持ち込めれば、金メダル獲得を期待できます」

 女子では他に57キロ級の桜井つぐみ(22)、62キロ級の元木咲良(22)、76キロ級の鏡優翔(22)が初の五輪に挑む。

「いずれの階級も海外勢に難敵が多く、激戦区ですが、勝つチャンスは十分にあります。桜井、元木、鏡は世界選手権で結果を残しており、攻めの姿勢を貫けば勝機は見えてくる。女子6階級全てで金メダル獲得を狙える。女子の最多タイだった東京の金4個を上回る可能性はあります」

(つづく=【男子編】)

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