巨人選手を軒並み“チキン”にしたのは誰の仕業? 阿部監督ついに激怒「チャンスなのに悲壮感」

公開日: 更新日:

 巨人阿部慎之助監督(45)の発言が波紋を広げている。

 16日の阪神戦を2-1で制した試合後、「みんなヒーローになりたくねえのかな。チャンスなのに悲壮感しか伝わってこない。『よーし』みたいなのが全くない。打てなかったらどうしようみたいな。“チキン”なだけなんだろうけど、『何が何でも』みたいなのが見えない」と怒ったことだ。

 2年目の門脇が一、三回の満塁の好機でいずれも凡退。八回無死では犠打を決められず、見逃し三振に倒れていた。阿部監督が会見の席上で怒りを露わにしたのは、就任後初めてのことだ。

 ただ、これは巨人の選手特有の傾向かもしれない。大きな影響を及ぼしたのは、昨年まで計17年間、巨人の指揮を執った原辰徳前監督(65)の存在である。さる巨人OBがこう言った。

「特に編成面などの『全権監督』だった2019年から23年の3次政権で深刻な〝独裁化〟が進み、若手は常に『ダメなら即二軍』の恐怖と戦っていた。原監督の好む選手にならないと、大したチャンスも与えられることなく二軍行きを命じられる。だから、みんな監督の顔色を伺ってプレーした。そういう時代が長かったため、いざトップが阿部監督に代わり、チャンスが巡ってきても『ダメならどうしよう』と考えてしまう。『よーし』とならないのは仕方ありません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」