大の里が無傷の9連勝「3場所33勝」まであと星3つ! 大関スピード昇進なら“記録づくめ”

公開日: 更新日:

 とにかく負けない。

 昨16日に若元春を破り、初日から唯一、無傷の9連勝と快進撃の大の里(24)。立ち合いではもろ手突きで相手の上体を起こすと、まわしにこだわらず押し相撲で圧倒した。

 直近2場所は三役で21勝しており、大関昇進の目安といわれている3場所33勝まで、あと星3つ。昇進の可能性は極めて高く、その場合は角界の歴史に名を刻む新記録も手にすることになる。

 大の里は幕下付け出し10枚目で昨年5月場所デビュー。幕下、十両、平幕をすべて2場所ずつで通過し、今場所が三役3場所目だ。これまで初土俵から大関へのスピード出世は、雅山(現二子山親方)と、のちに時津風親方として協会理事長も務めた豊山の持つ12場所が最速。9場所は彼らを大幅に上回る記録となる。

 まだ気は早いものの、横綱昇進の最速記録も期待できる。初土俵から横綱に昇進した力士は、年6場所制定着後は輪島の21場所が最速。年2場所10日制だった大正時代は大錦卯一郎が15場所で昇進している。大の里は来場所が入門10場所目。実力を考えれば、こちらの記録を抜き去る可能性も十分にある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁