大谷に「投手復帰させたくてもできない」複雑事情…今季中は「3年ぶり外野出場」が現実的

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すでにブルペンで150キロ近い球を投げているが…

 昨年暮れ、ロバーツ監督は米メディアの電話インタビューに答えてこう言っている。

「『9月にボールを投げられるようなら、左翼から投げてもらえるか』という話は(本人に)した。彼は『腕に問題がなければ大丈夫』と言っていたよ」

 実際、4月には試合前に外野の守備練習を行っているし、7月の球宴でカブスの今永からどんなグラブを使っているのかと聞かれた大谷は「外野手用のグラブを改良して使っている」と答えた。

 エンゼルス時代の2021年シーズンには左翼で1イニング、右翼で7イニング3分の1(6試合)、外野を守った経験がある。

 外野守備に就けば返球時の故障リスクもあるにはあるとはいえ、すでにブルペンでは捕手を座らせて150キロ近い球を投げている。たとえリリーフ登板だろうと、実戦のマウンドから100%の投球をすることに比べれば、右肘への負担ははるかに軽減される。

 大谷は今度、右肘靱帯を損傷したら投手を断念するつもりでいる。1度や2度のリリーフ登板のために、投打の二刀流を棒に振るかもしれないようなリスクをドジャースが犯すはずがない。

 16日現在、大谷は打率.290、47本塁打、106打点。本塁打はリーグトップ、打点はアダメス(29=ブルワーズ)と3点差の2位につけている。プレーオフで大谷をはじめとするドジャースの強力打線をよりパワーアップさせるには、大谷を数試合でも外野守備に就かせてDHを有効活用する以外にない。

  ◇  ◇  ◇

 そんなドジャースにはポストシーズン敗退に繋がりかねない「ヤバすぎる超不安材料」がある。いったいどういうことか。ド軍にいま、何が起きているのか。

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