日本ハム新庄監督の去就不透明で…CSファイナル勝っても負けても球団フロント戦々恐々の理由

公開日: 更新日:

 負けて面白いわけはないが、さりとて勝ったら勝ったで厄介な問題が出てくる──そんな思いを抱いているのが、日本ハムの球団フロントではないか。

 昨17日、日本ハムはソフトバンクに2-7で敗れ、2連敗。首位ソフトバンクに与えられる1勝のアドバンテージを含め、0勝3敗と崖っぷちである。

 新庄剛志監督(52)も無策だったわけではない。前日に5番だった万波を1番、同3番の清宮を2番に配置し、ヨーイドンの初回は2人が連続二塁打を放ち、先発のモイネロから先制点をもぎ取った。

 しかし、ロッテとのCSファーストステージ第1戦から中4日で先発した加藤貴が誤算。援護点をもらった直後の初回に3点を失うなど2回途中4失点で降板。試合中盤から送り込んだ中継ぎ3人も全員失点するなど投打が噛み合わなかった。

 そんなチームを複雑な思いで見ているのが、フロントだというのだ。球団OBは「新庄監督の爆弾発言ですよ」と、こう続ける。

「シーズン全日程終了後、来季の契約を聞かれ、『それは今後の戦い方次第。完全燃焼したら、責任を果たしたとなるかもしれない』と話していた。球団は続投が基本路線で、後任探しもしていないと聞いている。新庄監督の言葉もあくまでリップサービスだろうが、奇想天外な性格ですからね。もし、勝ち進んで『燃え尽きた!』となったら、続投要請を断っても不思議じゃない。そうなると、後任人事で大わらわになる。球団としてはたまったものじゃありませんから」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  2. 2

    ソフトB近藤健介の原動力は「打倒 新庄日本ハム」…憂き目にあった2022年の“恩返し”に燃える

  3. 3

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  1. 6

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  2. 7

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  3. 8

    藤浪晋太郎に日本復帰報道も、古巣阪神出戻りは「望み薄」…そして急浮上する“まさか”の球団

  4. 9

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 10

    自民・鶴保失言「運のいいことに地震」で苦戦の二階ジュニアに赤信号…参院選“仁義なき紀州戦争”決着か