阪神・才木浩人に心配な「藤浪化」…驚異の年俸7000万円アップで生え抜き高卒5人目の大台到達

公開日: 更新日:

 阪神才木浩人(26)が20日、契約更改に臨み、7000万円アップの年俸1億2000万円でサインした。

「ここで満足しちゃいけないので、ここからもう1つ、2つ上のレベルにいけるように頑張りたい」と白い歯を見せた右腕は、今季13勝3敗、防御率1.83の好成績。球団の高い評価に「すごくありがたいけど、個人的にはチームも優勝できていないし、タイトルも1つも取れていない。まだまだやらないといけないことが多い」と言った。

 球団の生え抜き高卒選手では井川、藤川、藤浪、秋山以来5人目の1億円の大台到達となったが、「昨年は8勝5敗でリーグ優勝に貢献したとはいえ、初めての2ケタ勝利到達でいきなり7000万円アップというのは破格。むしろ『阪神病』にならないか心配です」とは、関西の球界OBだ。

「いい例は先輩の藤浪(前メッツ)で、高卒3年目に3年連続2ケタの14勝を挙げると、その年の8500万円から倍増の1億7000万円に大幅アップ。ただ、その年を最後に成績が落ち始め、年俸も年々減少。コロナ期間中に合コンが発覚したこともあった。最後の2022年は4900万円で、追われるように阪神から米国に渡った。1年目から3年連続で2ケタ勝った藤浪ですら伸び悩んだくらいですから。阪神の場合、1年でも活躍すればスーパースター扱い。在阪メディアやファン、タニマチはもちろん、コーチやスタッフからもチヤホヤされる。これに勘違いして成長が止まってしまう選手は枚挙に暇がありません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?