大谷はもはや制御不能…リスク厭わず「あと9回世界一」を目指す姿勢は慎重な指揮官とは対照的

公開日: 更新日:

「公式戦登板のメドは5月? おそらくね。これまでに言った通り、(3月の)日本での開幕シリーズには登板しないだろう。スプリングトレーニングで投球プログラムを見ながら進めていくことになる」

 日本時間2日、ファンフェスタに参加したドジャースのロバーツ監督が、大谷翔平(30)の投手としての復帰時期に関してこう言った。

「打撃練習をする動画を見たが、この冬に手術をしたとは思えないくらいだった。打者として(手術をした)左肩の影響はほとんどない」という一方で、投手としての復帰には慎重なようだ。

 しかし、当の本人はそうは思っていない。この日は「スプリングトレーニングでブルペンをこなしていって初めて、どのくらいのスパンで復帰しようかというのが決まってくる。いつというのは、いまは言えない」と言ったものの、とにかく早く投げたくて仕方ない。スポーツ報知の対談で古巣の指揮官だった日本ハム栗山英樹CBOは、ロバーツ監督に「慌てないでください。翔平は絶対『早く投げたい』と言うんで」と話している。

 打って投げるだけではない。投手として復帰する今季も、盗塁について「投手として投げていたとしても、進塁した方が可能性が高いのであれば、もちろんいく準備はしたいと思っている」と言っているくらいだ。

 大谷はこの日、昨年のワールドシリーズを制した直後に「あと9回やろう」と球団幹部に言ったことを聞かれるとこう答えた。

「心底そう思ってる。そうするんだと思って契約もしている。あと9回、僕がいる契約の中でできれば幸せ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘