ロッテ吉井監督を直撃「大きく負け越した新庄日本ハムはやりづらい?」「長打力不足はどう解消?」

公開日: 更新日:
吉井理人監督(C)日刊ゲンダイ

 昨季は首位ソフトバンクに8勝16敗1分け、2位の日本ハムに6勝18敗1分けと大きく負け越してリーグ3位だったロッテ。今季の目標と課題を指揮を執って3年目の吉井監督に聞いた。今回は【前編】。

  ◇  ◇  ◇

 ──昨季の反省を踏まえたうえでチームの今年の目標を聞かせてください。

「いつもそうなんですけど、オールスター以降、チームの調子が落ちてしまう。選手のコンディショニングを安定させることができていなかったのかなと。特に先発ですね。先発の何人かを安定させて最後まで、ローテーションをスキップすることなく回せるようにしていきたいと思います」

 ──「その全ては、勝つために。」というスローガンの意図は。

「ここ2年間は選手たちの考え方、主体性のところを言ってきたんですけど、今度は主体性、自分で考えて行動することを結果につなげてもらいたいという思いで。シンプルですけど、勝つために何をしたらいいか、しっかり考えてやりましょうということです。結果はその人たちの行動からくるのは当たり前じゃないですか。そのことを選手たちも意識して、自分たちがどういう行動をしたらいいか、人に言われるのでなく考えて欲しいということです」

 ──上位の2球団に大きく負け越している。中でも日本ハムに対して6勝18敗1分け。

「いろいろ原因はあると思うんですけど、その2チームだけをマークするというよりも、まずは選手たちが本当にどのチームと対戦するときもベストな状態になるようにもっていきたい。あまり失敗したところを意識しちゃうとうまくいかないと思うので。ファイターズの場合はうちのリリーバーが打たれ過ぎた。勝てる試合をひっくり返されています。そうはいっても勝負なんでなかなか意識して改善できるところなのかどうか。まずはみんなの調子を高いレベルで安定させていくことに集中したいと思っています」

 ──新庄監督の采配とか選手起用をどう見ていますか。やりづらいとかありますか? 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り828文字/全文1,678文字)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  5. 5

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 8

    ソフトバンクに「スタメン定着後すぐアラサー」の悪循環…来季も“全員揃わない年”にならないか

  4. 9

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  5. 10

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明