ドジャース佐々木朗希 異例の「マイナー相手に実戦登板」で見えた首脳陣の痛恨トラウマ

公開日: 更新日:

 ドジャースのルーキー右腕・佐々木朗希(23)が順調な仕上がりを見せている。

 日本時間26日、ホワイトソックスのマイナー選手相手にライブBP形式の対外試合に登板。先頭打者に特大弾を許したとはいえ、直球の最速は90マイル台中盤(約150キロ)を計測し、スプリットで空振りを奪うなど、まずまずの内容にロバーツ監督は「朗希は良かった。球速も出ていたし、変化球もキレがあった」と、満足そうに話した。

 それにしても、新人投手による初の対外試合がオープン戦ではなく練習試合、しかもマイナーリーガー相手のライブBPとは異例である。他の投手との兼ね合いでイニング数や球数を消化するため、自軍相手に実戦形式の打撃練習に登板したり、マイナー戦のマウンドに上がったりすることはある。

 ロバーツ監督は「メジャーレベルに到達するために、コーチやトレーナーと計画的な練習をしている」と話したが、これにはドジャース首脳陣の深謀遠慮があるという。

 20日にキャンプ初のライブBPに登板した際も、相手は昨季のナ・リーグ優勝決定シリーズMVPのエドマン以外は控え選手やマイナーリーガーばかりだった。この日投げたホワイトソックスの選手も含めて、抑えて当然の選手ばかりだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  3. 3

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  4. 4

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  5. 5

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方

  1. 6

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  2. 7

    突然のがん宣告にも動揺なし「で、ステージはナンボでしょうか?」

  3. 8

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  4. 9

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  5. 10

    平和記念式典での石破首相スピーチの評判がすこぶるいいが…原稿を下書きしたのはAIだった?