著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

前澤友作氏の発案しかり、奇抜なアイデアが人気低迷の国内男子ツアーを救うカギになる

公開日: 更新日:

 この新企画には賛否両論あるが、ビッグマネーの大会増設を選手会は歓迎しているそうだ。人気低迷に喘ぐ男子ツアーの閉塞感を打ち破るひとつの策といえる。

 歴代の日本ゴルフツアー機構(JGTO)の会長や執行部は、組織自体が単なる主管にすぎず、一切の権限を持つ主催者であるスポンサーに頼り切りだった。そもそもJGTOの役員や選手会が企業を回って頭を下げても試合が増える時代ではない。今回も前澤氏の奇抜なアイデアによるものだ。

 昨年で幕を閉じた「ISPS HANDA欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」(太平洋C御殿場C)もそうだった。国内初開催となったこの欧州ツアーは特別協賛の国際スポーツ振興協会(ISPS)の半田晴久会長の尽力により実現。昨年は開催コース内で実物大の恐竜ロボット16頭を展示し、決勝ラウンド2日間は世界的な女性アーティストを招いてコンサートを実施した。ゴルフとは無縁の企画ではあったが、大ギャラリーが詰めかけ、盛況だった。

 スター選手は急に現れない。まずは男子ツアーに人を集め、興味を持ってもらうための工夫が求められる。それは誰もが楽しめるエンターテインメントやトーナメントを利用した主催者のイベントでもいいのではないか。話題を集めれば本戦以上に宣伝効果は高い。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  5. 5

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 8

    ソフトバンクに「スタメン定着後すぐアラサー」の悪循環…来季も“全員揃わない年”にならないか

  4. 9

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  5. 10

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明