巨人・阿部監督の“毒舌𠮟咤”は秋広優人に届くか、このまま消えるのか…「そろそろ潮時」と二軍落ち示唆

公開日: 更新日:

 阿部監督は二軍監督時代に指導した若手には、ことのほか厳しい。

 昨年8月、同じ5年目の中山が拙守に2三振と精彩を欠き途中交代。阿部監督に「まだ一軍では使えない」と二軍落ちを命じられたが、シーズン最終盤に一軍復帰を果たすと、見違えるように打ちまくった。さる巨人OBがこう言った。

「秋広は褒めたら努力をやめてしまう。調子に乗りやすい性格ということを阿部監督は熟知している。だから、あえて厳しい言葉をかけて中山のように奮起してほしいんだけど、なかなか発奮しない。オフに中日の中田と自主トレをやっても、個人的に黙々とやるタイプじゃないから、練習量が足りないようです。昨10日に一軍招集された40歳のベテラン外野手・長野がいつまでも重宝されるのは、秋広の突き上げがないことも一因。阿部監督やコーチ陣がいくらハッパをかけても、秋広は右から左なところがあって、これが才能開花の障壁になっていると見る向きもあります」

 巨人は昨季、攻撃面で苦しんだ。マルティネスや田中将といった投手は大型補強したものの、野手の新戦力の目玉は捕手の甲斐のみ。FA戦線で大山に逃げられ、新助っ人のキャベッジを獲得したとはいえ、秋広のような生え抜きの若手が育たないことには、チームの底上げはままならない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは