ドジャース佐々木朗希の肩肘悪化いよいよ加速…2試合連続KOで米メディア一転酷評、球速6キロ減の裏側

公開日: 更新日:

次回先発はフルスロットル投球するしか…

 ドジャースは先発投手が豊富だ。2023年に11勝したミラー(25)や、昨年12試合に先発したナック(27)はマイナーで調整中。22年に16勝したゴンソリンは故障者リストにいるものの、さほど深刻なケガではないといわれる。彼らは先発の5人が決まっているから、マイナーや故障者リストで出番をうかがっている。

 投げたくても投げられないだけに、ローテを担う佐々木が次回も結果が伴わないにもかかわらず先発で投げ続けるようなら、チーム内に波紋が生じる。佐々木は次回、いやでもフルスロットルでエンジンを吹かすしかなくなった。

 気になるのは前回の球速が初戦から6キロも落ちたことだ。特派員のひとりがこう言う。

「佐々木はキャンプ中から、日本の球より若干、大きくて重く滑りやすいメジャー球の扱いに手を焼いていた。ブルペンですら、力を入れたときは制球がバラついていました。メジャー球を操るには日本にいたとき以上にボールを強く握る必要があるだけに、どうしても前腕や肩肘に負担がかかりやすい。大谷や山本由伸(26)を含めて日本人投手の多くがメジャー1年目の前半に肩肘を痛めたのはそのためです。スプリングトレーニングも含め、実戦登板は前回が4試合目。ボチボチ、右肘あたりに張りが生じてもおかしくない。球速がガクンと落ちたのは、すでに違和感があって160キロを投げたくても投げられなかったのか、あるいは症状を悪化させないよう、あえて力をセーブしたのか……」

 いずれにしろ、次回は制球を改善して、なおかつ球速を上げなければならない。2日のブレーブス戦を前に外野でキャッチボールを行い、フィリーズ戦に向けて調整を図ったが、佐々木の肩肘が悲鳴を上げないか心配になってくる。

  ◇  ◇  ◇

 そんな佐々木に対し、権藤博氏は日刊ゲンダイ連載コラムの中で「せめてあと1年、吉井監督の下で準備期間を過ごせなかったのか」「メジャーはそんなに甘くない」とバッサリやっている。いったい権藤氏はどのような視点で佐々木を見ているのか。

●関連記事【権藤博の「奔放主義」】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状