カブス今永昇太 2年目の好調支える「逆転の発想」…昨季はメジャー特有の“制限”に戸惑いも

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 米放送関係者がこう言う。

「昨季の今永は余力を残していても100球前後で降板させられることに納得がいかなかったそうです。それでもメジャーでは球数を意識しないわけにはいかず、より少ない球数で勝負するように徹底したそうです。それと同時に、まずは先発投手の最低限の役割である5回を投げ切ろうと意識の転換を図った。もちろん5回しか投げないわけではないが、5回までと割り切ることで精神的に余裕が生まれたことも、好結果につながっている」

 カブスのローテはここに来て、一昨年に16勝をマークした同じ左腕のジャスティン・スティールが左肘の靱帯を修復するトミー・ジョン手術を受けて離脱。今永は15勝を挙げた昨季以上にエース級のパフォーマンスを求められる。ぺース配分を掴んだ今季は最後まで投手陣を牽引し、20年以来5年ぶりのポストシーズンに導けるか。

  ◇  ◇  ◇

 そんな今永は今季、カウンセル監督から過酷すぎる「最低限のノルマ」が課されている。それは期待の裏返しとも言えるが、いったいどのような内容なのか。

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