カブス今永昇太 2年目の好調支える「逆転の発想」…昨季はメジャー特有の“制限”に戸惑いも

公開日: 更新日:

 カブス今永昇太(31)が日本時間16日、敵地サンディエゴでのパドレス戦に3勝目をかけて登板。

 ドジャースとの日本開幕戦(3月18日=東京ドーム)で大役を務めた今永は、ここまでエース級のパフォーマンスを発揮しており、2勝目を挙げた5日のパドレス戦(シカゴ)では強力打線を相手にメジャー自己最長の7回3分の1を1失点と好投。パ軍の開幕からの連勝を7で止めた。

 今永は安定した制球力を武器に無駄な四死球を出さない省エネ投球が持ち味。渡米1年目の昨季は、元巨人でカージナルス・マイコラス(1.31)らに続くメジャー4位の与四球率1.45(2%前半でエリートレベル)をマーク。4月は4勝0敗、防御率0.98で月間最優秀新人に選出されるなど、順風満帆なスタートを切ったが、渡米1年目は登板時のペース配分が掴めずに苦労が絶えなかったそうだ。

 本人によれば、DeNA時代は完封、完投を意識してマウンドに上がってきた。球数などはほとんど意識しなかったそうだが、渡米後はイニングに関係なく、先発投手は原則として100球を限度に交代を告げられるのを目の当たりにして、当初は戸惑ったという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋