バレーボール新国内リーグ「観客204%増」のごく単純なカラクリ…選手の負担急増、国栄えて民滅ぶの懸念も

公開日: 更新日:

 一方で、急激な試合増によって選手の負担は増し、コンディション不良や故障リスクを懸念する声もある。これに対し、サッカーのJリーグで常務理事を務めていた大河チェアマンは、SVリーグのスタートを前にしたスポーツサイトのインタビューで

「『44試合だと選手が大変なのではないか』という意見は耳にしています。ですが、やはり世界で一番タフなリーグでなければ、と考えています。Jリーグも、発足当初は週に2回試合を行なっていましたし、試合も前後半90分に加えて延長戦やPK戦を設けていました(現行は90分・引き分けあり)。そうして世界一タフなリーグにすることによって、Jリーグのレベルアップやリーグの面白さを伝える狙いがあった」

 と、答えている。新リーグを成功させるためには、多少の犠牲は致し方ないというわけだが、それもこれも選手あってこそ。国(リーグ)栄えて民(選手)滅びる、では本末転倒だ。

  ◇  ◇  ◇

 昨夏のパリ五輪で金メダル級の人気を誇ったバレーボールだが、28年ロサンゼルス大会への不安は山積。しかも、「人気はすでにピークを迎えている」という見方もあるそうだ。いったいどういうことか。いま、バレー界で何が起きているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状