日本ハム2位・藤田琉生 実業団バレー選手だった両親のDNA…母は全国屈指ママさんチームで現役キャプテン

公開日: 更新日:

藤田琉生(日本ハム2位・東海大相模・18歳・投手)

 身長198センチの恵まれた体格は、両親譲りだ。

 父の佳典さん(45)は藤田と同じ左利きで185センチ。中学でバレーボールを始め、高校を経て実業団の日本精工に入社。6人制と9人制でともに全国大会優勝を達成した。

 プレーヤーを引退した今は、製造業のライン業務に携わっているという。

 母の賢枝さん(43)も身長182センチで、バレーボールの選手として活躍。土浦日大高から、実業団の強豪「NECレッドロケッツ」に2年半在籍し、結婚と出産を機に退部。16年前からママさんバレーチーム「羽鳥」でプレーを続ける“現役”だ。

 パート勤務を終えた後の火曜と木曜の夜に活動。ママさんバレーの頂点を決める「やまゆり杯」では2015年から17年まで3連覇を達成。5年前にはキャプテンに就任し、今年は準優勝した。

 と、ここまで聞けば、2人の息子にバレーボールをやらせるのが自然の流れと思いきや……。

「ご両親とは『よくバレーをやらせなかったね』という話をよくしました。『お兄ちゃんも含めて、バレーをやっていたら日本代表になっていたかもしれないね』と」

 こう話すのは、藤田が小学1年から在籍した「羽鳥ファイターズ」の中村頼彦監督(59)だ。

 兄の瑞生さん(22)が小学2年のとき、「羽鳥ファイターズ」で野球を始めた。

 幼稚園児だった藤田は、その練習についていくのが日課に。

 瑞生さんも195センチの長身で、現在は松蔭大の4年。弟と同じ左腕投手で、来春からは社会人チームの「千曲川硬式野球クラブ」(長野)でプレーするという。

 両親ともに、息子2人にバレーボールを“やらせた”ことはなかったという。賢枝さんの話。

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