著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

紳士球団ドジャースの応援団は全米一過激な集団…敵地で恒例の“示威行進”、ついには乱闘騒ぎまで

公開日: 更新日:

 彼らが有名になったのは2016年9月。1311人のメンバーがチャーター機7機に分乗してニューヨークに行き、ヤンキースタジアムまで示威行進をした後、球場に入って熱狂的な応援で敵地ファンを圧倒したときだった。その後もヤンキースタジアムでドジャースを応援することが続き、昨年のワールドシリーズでヤンキースと対戦した時は5000人の「パントン294」のメンバーがニューヨークのヤンキースタジアムに大挙して押し寄せてニュースになった。

 これまでは地元のファンと小競り合いに発展するようなことはなかったが、4月22日(日本時間23日)に恐れていたことが起きた。

「パントン294」が今年最初に企画したのはシカゴでのカブス戦を応援するツアーだったが、レフト側の外野席に陣取って騒々しい応援をしていたパントン294のメンバーとガラの悪いことで知られる外野席のカブスファンの間で罵り合いが起き、乱闘に発展したのだ。

 その原因をつくったパントン294のメンバー2人が保安要員に拘束され退場処分を受けたが、これは欧州のサッカー場で鼻つまみ者になっているフーリガンを想起させる事件だった。ドジャースはメジャーリーグきっての紳士の球団である。これはドジャースに泥を塗る行為なので、ドジャースファンからも「パントン294」に批判が殺到した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学