著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

頭脳明晰ドジャース指揮官の正体…ロバーツ監督は先発の見切り早く、選手にマンツーマンで気合注入

公開日: 更新日:

■出身:日本の沖縄県那覇市。

■両親:父・ウェイモンさんは海兵隊所属の軍人。母・栄子さんは沖縄県出身の日本人。

■年俸:推定350万ドル(約5億2000万円)。

■現役時代:インディアンス(現ガーディアンズ)、ドジャース、レッドソックス、パドレス、ジャイアンツに計10シーズン在籍。現役時代はスピードと守備範囲の広さがウリの中堅手。ドジャースとパドレスでは盗塁を量産するリードオフマンとして活躍。盗塁とバントのスキルが高いため終盤の1点が欲しい場面で役に立つスモールボール(機動力野球)の申し子のようなプレーヤーだった。

■現役時代の勲章:2004年7月末にドジャースからレッドソックスにトレードされるも、ポストシーズンで奇跡のワールドシリーズ制覇のきっかけをつくる盗塁を成功させヒーローになった。

■万能選手:高校時代は万能選手。秋はアメフトのクオーターバック、春は野球チームの快速外野手として活躍。秀才が集う空軍士官学校からアメフトのクオーターバックとして奨学金付きで勧誘されたが、メジャーリーガーになる夢を追い求めて辞退。トップレベルの成績でないと入学できないUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の試験をパスして進学。入部テストを受けて野球チームのメンバーになった。

■努力家:弱肩で守備にも難があったため3年終了時のドラフトで指名されず、好成績をマークした4年終了時に28巡目指名というかなり低い評価でプロ入り。4年終了時の下位指名選手は契約金1000ドルが相場で、メジャーに上がれる確率はほとんどゼロ。が、出塁能力の高さとスピードを武器に努力を重ねてプロ入り6年目でメジャーに昇格した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  2. 2

    ソフトB近藤健介の原動力は「打倒 新庄日本ハム」…憂き目にあった2022年の“恩返し”に燃える

  3. 3

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  1. 6

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  2. 7

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  3. 8

    藤浪晋太郎に日本復帰報道も、古巣阪神出戻りは「望み薄」…そして急浮上する“まさか”の球団

  4. 9

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 10

    自民・鶴保失言「運のいいことに地震」で苦戦の二階ジュニアに赤信号…参院選“仁義なき紀州戦争”決着か