我が専大松戸がセンバツ王者で無敗の横浜に大金星も、達成感、喜びをあまり感じない理由
横浜の現チームはここまで無敗。連勝を27で止めたことでメディアにも取り上げていただきましたが、正直なところ、そこまでの達成感や喜びは感じていません。
というのも、今回は王者・横浜にどこまで通用するか、どの程度対応できるかを見極めることをテーマとしていたからです。全国屈指の強豪と、公式戦で対戦できる。関東大会を勝ち進んだご褒美はすでに得ていたのです。
さて、今回の勝利が自信になったか? いや、まったく逆です。むしろ、余計に夏の千葉大会が怖くなりました。
横浜のような全国レベルのチームは、ベンチ入りメンバーに至るまで身体能力がケタ違い。技術も非常に洗練されています。だからこそ、ある種の「読みやすさ」がある。正統派、王道の強さといえば分かりやすいでしょう。もちろん、読んだところで簡単に攻略できるわけではありませんが……。
しかし、県大会の相手となると話は違ってくる。球速は130キロに満たなくても抜群の制球力を持つ投手や、タイミングをずらす独特なフォームを持つ投手など、一芸に秀でた選手が思わぬところに潜んでいます。打てそうで打てない。そんな中で失策が絡んで失点し、試合が終わってしまう。そんなケースは往々にしてあります。