日本ハム北山亘基が「ドラ8」だったカラクリ…巨人戦九回1死までノーノー快投で今季5勝目

公開日: 更新日:

 京産大から21年ドラフト8位で入団。その年の支配下ドラフトでは「77人中76番目」のブービー指名ながら、開幕直前、インスタグラムのダイレクトメッセージで北山に開幕投手を通達。北山は当初、冗談だと思ったそうだが、指揮官は「キャンプからずっとよかった。マウンド度胸もすごくいいし、喜怒哀楽もすごい出してくれる。チームにとっても彼が一番いいかなと。相手チームもあまりデータがない。ボール自体も素晴らしい」と、高く評価していた。

 某セ球団のスカウトが言う。

「実際、ボールは速いし、素晴らしいカーブも投げる。大学4年になる段階では、各球団が1~2位候補としてリストアップ。複数の球団が大学側に上位指名の意向を伝えていたそうです。しかし、4年時にボールが急に暴れ出すなど、制球の課題が露呈。調子がイマイチだったこともあり、軒並み評価を落とした。もともと北山を評価していなかった球団に加え、北山を狙っていた球団は今さら中位、下位で指名するわけにもいかず、ドラフト会議は進行。北山に対して特段、アクションを起こしていなかった日本ハムが最後に拾い上げる格好になった」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 4

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  5. 5

    狭まる維新包囲網…関西で「国保逃れ」追及の動き加速、年明けには永田町にも飛び火確実

  1. 6

    和久田麻由子アナNHK退職で桑子真帆アナ一強体制確立! 「フリー化」封印し局内で出世街道爆走へ

  2. 7

    松田聖子は「45周年」でも露出激減のナゾと現在地 26日にオールナイトニッポンGOLD出演で注目

  3. 8

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  4. 9

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 10

    実業家でタレントの宮崎麗果に脱税報道 妻と“成り金アピール”元EXILEの黒木啓司の現在と今後