打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか
「我慢して使えば、打者から見てあれほどイヤな投手はいないよ。ベンチがその我慢をできるかどうかだな」
先日、DeNAの三浦大輔監督と会って、そんな話をした。藤浪晋太郎(31)のことである。
7月16日に入団が発表され、3年ぶりの日本球界復帰登板となった同26日のロッテとの二軍戦は1回を三者凡退。わずか5球ながら、ボール球が1球もなかったという。31日のイースタン・リーグ西武戦は3回無安打無失点2四球で、阪神猛追の切り札として期待する声が少なくない。
DeNAは先発陣の駒は揃っており、一軍に昇格すれば中継ぎでの起用となるだろう。リリーフ陣はウィック、抑えだった入江が故障で離脱しただけに、藤浪が穴を埋めてくれれば大きい。
とはいえ、だ。常につきまとう制球不安が劇的に改善されるとは考えにくい。まずは、




















