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友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

バリー・ボンズしかり…圧倒的成績を残しながら殿堂入り逃した薬物汚染組はこんなに

公開日: 更新日:

 一方で、現役時代に圧倒的な実績を残しながら殿堂入りできない選手も多数存在する。

 筋肉増強剤などの違法薬物を使用したバリー・ボンズ(歴代最多の通算762本塁打、MVP7回)、アレックス・ロドリゲス(同5位の通算696本塁打、MVP3回)、ロジャー・クレメンス(通算4672奪三振は歴代3位、354勝は9位、サイ・ヤング賞7回)、サミー・ソーサ(同9位の通算609本塁打)、マーク・マグワイア(同11位の583本塁打)、マニー・ラミレス(同15位の555本塁打)らである。

 これらのステロイド汚染選手の記録は「カッコ付き」として扱われており、投票権を持つ野球記者の3割強は薬物汚染選手に絶対投票しないため、10年「75%」の選出ラインを超えられないまま消えていく。

 ボンズとクレメンスは13年に選考対象になり、容認派が少しずつ増えたため、10年間で得票率を30%台半ばから60%台半ばまで伸ばしたが、75%の選出ラインに届くことはなかった。

 カッコ付き選手ではボンズに次ぐ大物であるアレックス・ロドリゲスは今年が3年目で得票率は37%だった。今後も「絶対ノー」派が急速に減るとは思えないので、10年目に70%近くになる可能性はあるが、75%を超えることはないだろう。

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