教え子の元巨人・川中基嗣の実家は太かった。あんなプロ入りパーティーは彼くらいだろう

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東洋大元監督の故・高橋昭雄氏による「見て聞いて育てて42年」(第20回=2013年)を再公開

 日刊ゲンダイではこれまで、多くの球界OB、関係者による回顧録や交遊録を連載してきた。

 当事者として直接接してきたからこそ語れる、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となり。当時の空気感や人間関係が、ありありと浮かび上がる。

 今回は巨人でプレーした川中基嗣氏について綴られた、元東洋大監督の故・高橋昭雄氏による「見て聞いて育てて42年」(第20回=2013年)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。 

  ◇  ◇  ◇

 ある年の関西遠征だった。

 我々や選手を乗せたバスは、和歌山に向かっていた。社会人野球の住友金属和歌山とオープン戦を行うためだ。

 しばらく走っているうちに、ふと、一台の車がバスの後を付いてくるのに気付いた。イギリスの高級車だった。

 卒業後、日本通運を経て、97年のドラフト2位で巨人に入団した川中基嗣の父親が、試合を見るために自家用車を走らせていたのだ。

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