巨人阿部監督が温めていた田中将大の「中継ぎ1勝プラン」はついに消滅か?

公開日: 更新日:

 確かに中継ぎなら5イニングも投げないでいいが……。

「勝ちパターンのセットアッパーである大勢は今季7勝(4敗)を挙げている。でもこれは、あくまで同点などの厳しい場面での登板が多い証明であって、マー君が簡単に勝てる保証はどこにもない。しかも、この構想は前半戦の早い段階での話。仮に最短で9日に一軍復帰しても、残りは17試合しかない。阿部監督にとって、3位と2.5ゲーム差の2位を死守することで、CSファーストステージを東京ドームで開催することは、球団から求められる最低限の役割。いくらあと1勝でも、田中将のリリーフ起用なんて冒険はもうできない。もし失敗したら、阿部監督もマー君も批判にさらされるし、リスクが大きすぎます」(同)

 幻に終わった田中将のウルトラCプラン。体力が持っても持たなくても、5回を投げ切り、打線の援護を待つ正攻法で1勝をもぎ取るしかないということである。

  ◇  ◇  ◇

 ところで巨人と言えば、阪神の圧倒的独走を許した“戦犯”と言っても過言ではない。昨オフにあれほどの補強をしておきながら、特に1点差のゲーム展開にすこぶる弱いのはなぜか。どうしてこんなことになっているのか。元コーチ2人に聞くと、「意外な指摘」が返ってきた。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  3. 3

    サントリーHD会長を辞任!新浪剛史氏の意外な私生活、趣味は「極妻」鑑賞と…違法薬物めぐり家宅捜索

  4. 4

    佐々木朗希、「9月限りで今季終了」に現実味…WS連覇へ一丸のドジャースでひとり蚊帳の外

  5. 5

    ドジャース大谷翔平に深刻な疲労蓄積…安打も本塁打も激減、「明らかにスイング鈍化」との指摘も

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    サントリーHD新浪会長宅ガサ入れはすでに噂されていた? 報道より1週間先行していたX投稿に注目集まる

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  4. 9

    《浜辺美波がどけよ》日テレ「24時間テレビ」永瀬廉が国技館に現れたのは番組終盤でモヤモヤの声

  5. 10

    開示された3回目の「森友文書」で発覚! 財務省「黒塗り」の“お寒い”内情