巨人阿部監督が温めていた田中将大の「中継ぎ1勝プラン」はついに消滅か?
確かに中継ぎなら5イニングも投げないでいいが……。
「勝ちパターンのセットアッパーである大勢は今季7勝(4敗)を挙げている。でもこれは、あくまで同点などの厳しい場面での登板が多い証明であって、マー君が簡単に勝てる保証はどこにもない。しかも、この構想は前半戦の早い段階での話。仮に最短で9日に一軍復帰しても、残りは17試合しかない。阿部監督にとって、3位と2.5ゲーム差の2位を死守することで、CSファーストステージを東京ドームで開催することは、球団から求められる最低限の役割。いくらあと1勝でも、田中将のリリーフ起用なんて冒険はもうできない。もし失敗したら、阿部監督もマー君も批判にさらされるし、リスクが大きすぎます」(同)
幻に終わった田中将のウルトラCプラン。体力が持っても持たなくても、5回を投げ切り、打線の援護を待つ正攻法で1勝をもぎ取るしかないということである。
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ところで巨人と言えば、阪神の圧倒的独走を許した“戦犯”と言っても過言ではない。昨オフにあれほどの補強をしておきながら、特に1点差のゲーム展開にすこぶる弱いのはなぜか。どうしてこんなことになっているのか。元コーチ2人に聞くと、「意外な指摘」が返ってきた。
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