ドジャース佐々木朗希は“フロント預かり”の特別待遇…編成部長がマイナー戦の追試明かすも指揮官は知らず
そんなロバーツ監督に代わって佐々木の今後のプランについて報道陣に説明したのが、アンドリュー・フリードマン編成本部長だった。19日か20日に敵地でのタコマ戦(マリナーズ傘下)に登板すると明かし、「まずは次の登板を終えた後、今後どうするかを考える。今季中にドジャースの一員として投げることは十分にあり得ると思う」と、ここにきてのメジャー復帰をにおわせたのだ。
選手の故障に関して責任ある立場のGMクラスが報道陣に説明するのが一般的とはいえ、渡米1年目の佐々木の登板日を指揮官が知らないというのは考えられないことだ。
米特派員のひとりはこう言った。
「今の佐々木がフリードマンの言う『ドジャースの一員』になるのは厳しいのが実情。ロバーツ監督も戦力としては考えづらいのは誰が見ても分かる。つまり、かねて佐々木の能力を買っているフリードマンが、フロントマターとして、佐々木をメジャーのベンチにねじ込みたいと考えているのではないか。特別待遇もいいところです」
前回登板では160キロ超を連発し、持ち前の球威をアピールしたが、5四死球と制球に不安を残した。先発、救援のどちらで起用するにしても、四死球が多くては、フロントトップの庇護すら、台無しにしそうだが。