パドレス・ダルビッシュが“因縁の地”で炎上…フラッシュバックする〈給料泥棒!〉のトラウマ
「かなり動揺している」
メジャー有数の老舗球団であるカブスは伝統的に熱狂的なファンが多く、結果が伴わない高給取りに対しては手厳しいことで知られる。ダルも移籍1、2年目は球場で容赦のないブーイングを浴びた。自身のSNSでは誹謗中傷にさらされたという。
SNSには「給料泥棒!」といった批判コメントが殺到。ダルと同じく17年オフにカブスからFAになったサイ・ヤング賞右腕アリエッタが移籍先のフィリーズで10勝をマークしたため「アリエッタと契約すべきだった」といった書き込みも目立った。当時、ダルの女房役だったジメネスが地元紙「シカゴ・サンタイムズ」の取材に「彼は自分へのネガティブな書き込みにかなり動揺している」と明かし、カブスファンによる誹謗中傷が明らかになった。
移籍3年目、コロナ禍で60試合制の短縮シーズンだった20年はナ・リーグ最多勝(8勝)のタイトルを獲得し、サイ・ヤング賞投票で2位。うるさいカブスファンを黙らせたが、その年のオフにパドレスへのトレードを受け入れたのはシカゴを離れたがっていたからだともいわれた。
パ軍移籍後、カ軍の本拠地リグレーフィールドで2試合(計13イニング)に登板し、2勝0敗、防御率0.69。古巣との相性の良さを発揮しきれなかった。
ア・リーグではタイガースがガーディアンズを下して、マリナーズとの地区シリーズへの進出を決めた。
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今オフ、日本球界からは過去最多5人がメジャー挑戦。その中でも衝撃的だったのが阪神・才木だ。手術から復活して4年、エースとして期待される矢先の決断に「早すぎる」との声も多い。だが、そんな才木を“猛プッシュ”したのは他でもない藤川監督だという。いったいどういうことか。水面下で何が起きていたのか。
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