ドジャース指揮官が大谷翔平の足で変えたい…「メジャー平均以下」の深刻データ
レギュラーシーズンが佳境を迎える中、メジャー屈指の戦力を誇るドジャースが基本に立ち返った。
日本時間9日、本拠地でのロッキーズ戦を前に、大谷翔平(31)を含む野手総出で走塁練習を行ったのだ。前日のオリオールズ戦の九回無死の場面で、一塁走者の大谷がベッツの左翼フェンス直撃の当たりに進塁を躊躇し、二塁でストップ。中継した地元局の解説者から状況判断の誤まりを指摘されたばかりだった。ウッドワード内野守備走塁コーチによれば、オ軍戦での大谷の走塁を問題視したわけではなく、野手全員に対して走塁への意識を高める狙いだという。
大谷、ベッツ、フリーマンのMVPトリオが牽引するド軍はチーム打率.251(ナ・リーグ4位)、総本塁打209(同1位)、総得点722(同2位)と強打を売りにしているものの、拙攻が少なくない。得点圏打率.279はブルワーズの.281に次ぐ2位とはいえ、併殺打101個はリーグワースト4位。状況別に見ると、走者一塁のチーム打率.241はリーグワースト3位。犠打も少ないだけに、拙攻を繰り返しているのは明らかだ。