ドジャース大谷翔平が二刀流で挑む「ミスター・ゼロ」以来の偉業【ワールドシリーズ開幕】
米大リーグのワールドシリーズ(WS)が日本時間25日、ブルージェイズの本拠地カナダ・トロントで開幕。
ナ・リーグ優勝決定シリーズ(LCS)でMVPに選出されたドジャースの大谷翔平(31)は「1番・DH」でスタメン出場。
打者に専念した昨季とは異なり、今ポストシーズンは投打の二刀流で臨み、WSは本拠地ドジャー・スタジアムでの第4戦に先発予定だ。
過去、ドジャースでLCSのMVPに選ばれたのは今回の大谷で10人目。そのうち、WSでも引き続き活躍して最優秀選手の栄誉を手をにしたのは、メジャー史上最長の59イニング連続無失点記録を持ち「ミスター・ゼロ」の異名で知られる1988年のオーレル・ハーシュハイザー(2勝0敗、防御率1.05=1完封、1完投)、2020年のコーリー・シーガー(打率.400、2本塁打、5打点=現レンジャーズ)の2人。いずれもMVPにふさわしい活躍を披露したが、特にハーシュハイザーは本職の投手だけでなく、打者としても世界一に貢献した。
第2戦のマウンドに上がったハーシュハイザーは当時、「バッシュ(強打)ブラザーズ」と恐れられたカンセコ(通算462本塁打)、マグワイア(同583本塁打)の他、史上最高のリードオフマンといわれるヘンダーソン(いずれも歴代最多の2295得点、1406盗塁)らを擁するアスレチックスの強力打線を相手に投げては3安打完封、打っては3安打1打点。WSでは64年ぶりの投手による猛打者を記録した。投打に渡る活躍で、開幕前は不利とされたア軍を退ける原動力になった。


















