直筆の返信が届いた! 署名は「財務大臣 加藤勝信」…日付は退任前日の10月20日
大臣直筆の返信が届いた。加藤勝信前財務大臣が現職だった20日付の手紙で、署名も「財務大臣 加藤勝信」となっている。森友事件で夫・赤木俊夫さんを亡くした赤木雅子さんへの返事だ。
発端は雅子さんの手紙だった。一連の森友文書開示で新事実が次々に明らかになったから、事件の再調査をしてほしいという願いを託した。加藤氏の選挙区である岡山3区が故郷であることも伝えた。
加藤氏は今月8日の会見で受け取った手紙を掲げ、返事を書く意向を示した。その返信が23日、雅子さんのもとに届いた。緊張しながら封を切ると、
「拝啓 直筆のお手紙を頂載し、誠にありがとうございました。私の地元岡山とご縁があるとの話を拝見しました」
地元の話を記したのが印象に残ったようだ。続いて夫・俊夫さんが亡くなったことを謝罪している。
「改めまして、高い志と倫理観を持ち、真面目に職務に精励されていた、赤木俊夫様が公務に起因して自死という結果に至ってしまったことに、心よりお詫びを申し上げるとともに、謹んでお悔やみを申し上げます」
その上で“財務省として”疑問や要望に誠実に対応すると表明している。
「財務省として、しっかりと、そして、できる限り早く文書開示を行うべく取り組んでいるところです」
「ご疑問やご指摘などに対しては、財務省としてできる限り丁寧に、誠実に対応させていただきます。季節の変わり目を迎えております。お体をくれぐれもご自愛下さい。敬具」


















