阿部監督が「僕の中で1番」と言い切った巨人ドラ3左腕・山城京平の気になる評判
「いやもう、100点満点」
巨人の阿部慎之助監督(46)が満足そうに振り返った。23日のドラフトで6選手を指名(育成を除く)。1位で事前公表したアマ球界ナンバーワン左腕・竹丸和幸(鷺宮製作所)の単独指名に成功すると、2位では身長183センチのサイドスロー右腕・田和廉(早大)、3位で独特のトルネード投法左腕・山城京平(亜大)と課題の投手力を上位で補強した。
中でも、「もともと僕が注目していた投手。素晴らしいポテンシャルを持っている。当初は僕の中で一番の投手だった」と自ら名前を挙げて絶賛したのが、山城だ。
身長174センチ、体重71キロの小柄な体格ながら、直球のMAXは154キロ。スライダーにカーブ、ツーシームと変化球のレベルも高く、確かに当初は「2位までに消える上位候補」との呼び声が高かった。
「常時150キロ前後をマークする真っ直ぐにはキレがあり、カーブもいい。レベルの高い左腕なのは間違いありませんが、うちの球団では春のリーグ戦後に上位候補のリストから外れました。好投しながら五回くらいからスピード、キレが落ち始め、肩のスタミナに問題ありとの評価です。7月の日米大学野球の日本代表に選出されたものの、その前からストライクを取るのに汲々とするようになったこともマイナス評価になった。実際、日米大学野球5試合で登板したのは1試合だけ。それも、打者2人に失策と四球で1死も取れずに降板。イップスではないかという意見も出た。腕の振りがおかしくなり、修正できるかどうかという判断に至ったのです」


















