「最強打線」はコンタクト率の高い打者と長距離砲との混成ラインアップ

公開日: 更新日:

 フィリーズの編成本部長のデーブ・ドンブロウスキーも「コンタクト率重視は決して新しい概念ではないが、ブルージェイズやブルワーズの成功は今後メジャーの他球団のチームづくりにインパクトを与えるだろう」との印象を語っている。

 しかしながら、コンタクト率の高い選手ばかりを集めればチームが強くなるというわけではない。

 やはり一番に求められるのはパワーヒッター、長打を打てる強打者なのだ。今年の移籍市場を見てもフィリーズと再契約したシュワーバーやメッツからFAオリオールズに移籍したアロンソのように、本塁打を打てる強打者から先に高額契約がまとまっている。

 シュワーバーは23年に47本塁打を放つも、打率.197、215三振。コンタクト率という考えからは程遠い選手にも見えるが、チームにとって長打、そこから生み出される打点には何にも増して代え難い魅力があるのだ。先のドジャース対ブルージェイズのワールドシリーズが典型的だ。第3戦で延長十八回の激闘に終止符を打ったのはフリーマンのサヨナラ本塁打。第7戦でドジャースが土俵際で踏みとどまったのは八回のマンシー、九回のロハスの本塁打だ。そして勝負を決めたのも延長十一回にスミスの放った一発だった。やはりパワーこそ野球の華というべきなのかもしれない。

 強いチームに求められるのは、コンタクト率の高い打者と長打力のある強打者の混成ラインアップということになる。=つづく

(米誌コラムニスト=ビリー・デービス)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    和久田麻由子アナがフジとTBSではなく日テレを選んだワケ 今週からついに新報道番組に登場

  2. 2

    小室圭さん家族3人ショットを「ニューヨーク・ポスト」が報道 1億円以上の新居から居住先、子供の性別まで赤裸々に…

  3. 3

    高市首相に浮上する「サミット花道論」地方選で連敗、就任半年で激ヤセ&ふらふら…“辞めろデモ”も拡大

  4. 4

    小室圭さん&眞子さんの「第1子の性別」を特定 NYポスト紙報道の波紋と今後憂慮すべきこと

  5. 5

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  1. 6

    ビートルズの“最脱力アルバム”の中でも脱力度の高い4曲を一気に

  2. 7

    萩本欽一(5)「親父はカメラ屋、母親はご飯も炊けない四国のお姫さまだった」

  3. 8

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  4. 9

    司忍、高山清司コンビによる「名門ヤクザ」コレクション

  5. 10

    阪神・立石正広は“走り方”にさえ問題あり 3度目の故障を招いた根本原因を専門家が指摘