ホワイトS村上宗隆に「2番目の高給取り」の重圧 成績次第で居場所失う可能性も
「期待が大きい分、反動も大きい」
年平均1700万ドル(約27億円)はチームで2番目に高い金額だ。今年で6年契約が切れる中堅手・ロバート(28)の来季オプションを球団がオフに行使、年俸は約31億円にハネ上がった。それに次ぐ高給取りになるのだから、周囲の期待はハンパじゃない。
「今季のチーム総得点647、総本塁打165は、いずれもア・リーグの15球団中14位。チームトップのソーサ(25)が22本塁打ですから、課題が長打力不足なのは明らかです。最大の売り物がパワーの村上が本塁打を量産できないとなると、ファンやメディアも黙っていないでしょう。同じシカゴを本拠地にするカブスに比べれば穏やかですけど、期待が大きい分、反動も大きくなります」(特派員のひとり)
ホワイトソックスは若い選手が多い。二塁手のソーサをはじめ、三塁手のバーガス(26)、一塁手のエルコ(26)……みな、FA権を取得する以前で年俸も安い。
中でもバーガスは今季138試合で打率.234、16本塁打、60打点。昨年途中までドジャースでプレーした若手有望株だ。
「村上は本職の三塁手か、一塁手としてスタートするかもしれません。けれども、成績と年27億円の給料が釣り合わなければ、年俸の安い若手を育てる方が得策という判断が働き、ポジションを奪われる可能性もある」とは前出のスカウト。
最下位チームだからといって、安閑としてはいられないというのだ。
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一方、去就に注目が集まる今井達也だが、そもそもなぜ西武はメジャー挑戦を認めたのか。球団周辺からは「放出には厄介払いの側面があった」という声が聞こえてくるが…。いったいどういうことか。「若手に悪影響を与えかねない素行問題」とは。
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