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宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

ゴルフ場にはライフスタイルの多様化に合わせたラウンド方式が求められている

公開日: 更新日:

⑤厳格なドレスコードや、複雑なルール、マナーなどで敷居が高い。

⑥クラブや用品などが高い。

 ⑤に関しては、メンバーコースは年間費を払う会員によって運営されているので、ビジターは「規則」に従わざるをえない。⑥は中古市場である程度カバーできるのではないか。

 前出の女性たちは、「広々としたゴルフ場はストレスが解消できるし、年齢や性別に関係なくいろんな人とコミュニケーションを取れるのが他のスポーツにない魅力。それに思い切ったファッションも楽しめるし、健康や美容にもいい。だから、もっと気軽にゴルフを楽しみたい」と言う。

「気軽にゴルフを楽しみたい」というのは、若者や高齢者も共通の思いに違いない。

 問題点を指摘されたゴルフ場側にも言い分があるだろう。光熱費やメンテナンス費、食材や人件費の値上げなどを考えれば、ゴルファーの要求にすべて応えることができないのは仕方がない。

 ただし、ニーズが多様化している今、一元的なゴルフの楽しみ方には限界がある。例えば、豪華なランチを挟んでのラウンドだ。欧米では18ホールのスループレーは当たり前。ランチはスタートホール近くでホットドッグや軽食などを販売し、プレーしながらでも食べられる。

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