新大関・安青錦「横綱になるためには足りないものだらけ。すべて足りないですよ」
──今年6月のサッカーW杯で、日本とウクライナは勝ち進めば対戦する可能性がありますね。
「いい試合を期待しています(笑)」
──立ち合いについてお聞きします。大関は頭からガツンと当たらず、手を出しながら頭をつける立ち合いが多いですが……。
「頭から当たってない……そうですか?」
──そういった意見も少なくない。
「まあ……いろいろな立ち合いがありますから。相手をパワーではじく立ち合い? まあ、はい。今、いろいろやっていますので」
■体が勝手に動く感覚です
──昨年5月の本紙・日刊ゲンダイのインタビューでは「145キロは欲しい」と話していましたが、今の体重は?
「142、3キロです」
──当時は140キロ手前。体重が増えにくいタイプですか?
「僕は元々細いので、増えにくいタイプだと思っています。今は無理やり太っている。食べる量が少ないと、すぐに減る」
──元横綱の若乃花氏との対談で、「体重を増やし過ぎると動けなくなる」と指摘されていました。
「それは稽古をすれば大丈夫だと思います。体を大きくするだけなら、メシを食べれば大きくなると思う。でも、稽古もしているので。稽古をしながら一気に5キロや10キロ増えることはない。少しずつ、稽古しながら太っていけば大丈夫だと思います。今年中に145キロに届けばいいかな、と。150キロまでいければいいけど、難しいと思います」
──これまで横綱戦は優勝決定戦も含めて4勝3敗。大の里には0勝3敗です。
「そこはまあ、横綱なんで強いですから」
──逆に豊昇龍には4勝無敗。目まぐるしい攻防が人気です。
「自分は特に意識したことはないです。自分の力を精いっぱい出しているだけなので」
──横綱になるために必要なものは。
「今までやってきたことを2倍、3倍やっていかないといけない。純粋な稽古ですね」
──代名詞になりつつある内無双は昨年だけで4回。多彩な技が注目されていますが……。
「あれは狙ってというより、体が勝手に動く感覚です。でも、横綱になるためには足りないものだらけ。すべて足りないですよ。いい技で勝っても押し出しで勝っても、勝ちは勝ち。技にこだわったことはないんです」
(聞き手=阿川大/日刊ゲンダイ)
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昨年5月に行った安青錦へのインタビュー記事は日刊ゲンダイDIGITALで公開中。そこでは「腹違い」といったマニアックな単語を使いこなす安青錦がどのように日本語を習得したのかなどについても語られている。


















