20代のバレンティンは足が速く守備も“平均以上”だったのに…打てば打つほど横着になっていった

公開日: 更新日:

 しまいにはバレンティンがホームランを打っても誰も驚かない。55本超えが現実味を帯びた13年は、ベンチで見ていても、「まあ、いくだろうな」と、さして興奮もしませんでした。

 9月15日の阪神戦の初回に56号を打ったときは、あまりにあっさりとした達成で、「ああ、いったなあ」という感じでした。

 9打席に1本打っている計算なんですよね。しかもその年にオランダ代表として出場したWBCのキューバ戦で負傷し、14試合を欠場している。もし、144試合すべてに出ていたら、もっと本数を稼いでいたかもしれません。

 性格は明るいというか子供です。大きな子供。試合中にツイッターを更新して、球団から大目玉を食らったことがありましたよね。あれも子供のいたずらのようなもの。本人は「どうだ、やっちゃったぜ」くらいの感覚だったと思います。

 バレンティンといえば緩慢な守備が酷評されることが少なくありませんが、11年のヤクルト入団当初は、むしろ上手な方だったんです。当時はまだ20代。足もそこそこ速く、総合的に守備は「平均以上」。それがホームランを打つごとに意識が打撃のみに傾いて、守備では横着するようになってしまいました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    活動終了「嵐」メンバー「消える人」と「生き残る人」…“一番先行きが厳しい”のは?

  2. 2

    Netflixで話題「古畑任三郎」 伝説の神回《動機の鑑定》に描かれる古美術界のリアリティーに迫る

  3. 3

    松尾雄治さん(1)ゴルフ場で意識を失う…「気が付いたら病院のベッドでした」

  4. 4

    メジャー屈指の不人気球団が佐々木麟太郎を指名…“銭ゲバ”マーリンズの黒歴史

  5. 5

    ビートルズよりもストーンズよりもすごいバンド、ラトルズ!

  1. 6

    女性を巡る愛憎より友情が勝った永遠のバディー

  2. 7

    “スジ悪”すぎる副首都法案のボロが露呈…国会審議で維新の「大阪ありき」に集中砲火

  3. 8

    48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード

  4. 9

    はつらつプレーで4人に音楽の喜びを取り戻させた陰のMVP

  5. 10

    木原稔官房長官「国会会期延長必要ない」が波紋呼び修正…失言連発で“調整役”として機能せず