荒木大輔さんと渋谷のラブホ街ど真ん中、メーデーの大渋滞からまさかの冷や汗展開に
「銀行で奇麗なお姉さんに会えるから」
車中、こんな冗談を話していた荒木さんも表情に焦りがにじんできます。板橋付近(東京都)の銀行で用を済ませ、いざ神宮へ向かおうにも、大渋滞で車が全く進みません。その日はメーデー。若い2人は、メーデーの日に一般道が大渋滞になることを初めて知りました。
「練習開始に間に合いませんよ!」
ボクがこう言うと、荒木さんは「遠回りになるけど、とりあえず高速で渋谷まで出よう」と、車をかっ飛ばします。渋谷で車を乗り捨てて、地下鉄で神宮球場に向かうことにしたのです。
何とか空きのある駐車場を見つけました。ただ、そこはラブホテル街のど真ん中。午前中にホテル街から大男2人が出てくれば、関係を怪しまれてもおかしくない。しかも、そのひとりはスーパースター。写真週刊誌が全盛の頃だっただけに、写真1枚でも撮られようものなら、大スキャンダルに発展するところでした。
ダッシュでホテル街からスクランブル交差点を渡って地下鉄に飛び乗り、何とか神宮に到着したものの、大遅刻をしてしまいました。荒木さんとボクは罰金5万円を科されました。翌日の新聞を見たら、当時の関根潤三監督が「メーデーはエエでぇ」とコメントしていましたが、全く笑えませんでした……。


















