故ジャンボ尾崎氏から原英莉花へ「声なき遺言」 下部から這い上がり今季米ツアーデビューへ

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ドローが持ち球の原英莉花をフェードに変えた

 ジャンボが5度制覇した日本オープンの初優勝は1974年。27歳の時だった。当時を知るゴルフジャーナリストの菅野徳雄氏が言う。

「ジャンボはこの年、村上隆との接戦を制し、プロ5年目にして史上6人目の国内4冠(日本オープン、日本プロ、関東オープン、関東プロ)を達成した。プロ入り当時、杉本英世が持ち球をフックボールからフェードに変えさせたことが大きかった。その後、ひどいフックボールが出てスランプになったものの、戸田(藤一郎)さんがグリップを直して復活させた。フックを打ち続けていたら、その後の活躍はなかったでしょう。同様にドローが持ち球の原をフェードに変えたのがジャンボ。厳しい下部ツアーから這い上がってきた今季の活躍を楽しみにしていたはずです」

 原は来月15日、ジャンボの四十九日が終わった直後、師匠が4冠を達成した27歳になる。

「ジャンボは海外生活が苦手で、4大メジャーに出場してもホテルにこもりがち。青木功のように海外選手と親しくなれず、いつも居心地が悪そうで、ファンの期待に応えることができなかった。かつてジャンボは『男子は飛距離で敵わないが、女子なら250ヤード飛べば米国でも勝てる』と言っていた。教え子がそれを証明してくれたわけですが、同門プロに比べて、順調にツアーメンバーになったとは言えない原の優勝する姿を見たかったと思う。もちろん原も、その気で臨むでしょう」(菅野氏)

 実現すれば、それが一番の恩返しになる。

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