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春日良一五輪アナリスト

長野県出身。上智大学哲学科卒。1978年に日本体育協会に入る。89年に新生JOCに移り、IOC渉外担当に。90年長野五輪招致委員会に出向、招致活動に関わる。95年にJOCを退職。スポーツコンサルティング会社を設立し、代表に。98年から五輪批評「スポーツ思考」(メルマガ)を主筆。https://genkina-atelier.com/sp/

【特別寄稿】五輪出場権消滅のボブスレー 競技人口50人“零細”競技だからこそ連盟の失態はあり得ない(春日良一)

公開日: 更新日:

 この失態の原因に何があるのか?

 競技人口がわずか50人、“零細”競技団体であるボブスレー連盟には予算もスタッフにも限界があり、このようなミスは仕方がなかったという論評も聞こえてくるが、かつてJOCの職員としてオリンピックエントリーに携わってきた身にすると、それが理由とは思えないのだ。

 どんなにマイナースポーツであってもオリンピックに参加する可能性がある団体は、逆にマイナーであればあるほど、参加条件情報の獲得には必死になる。オリンピックエントリー以外の仕事でミスしたとしてもカバーできることが多いが、五輪参加登録業務だけはどんなミスも許されない、というのが競技団体関係者の常識である。

 ボブスレー連盟担当者は「残念な知らせを届ける形になってしまい、ここまでのチャレンジに心血を注いでくださった選手の方々に深くおわびを申し上げる」と言うが、連盟のミスについての反省には聞こえない。

 橋本聖子JOC会長は日本スポーツ協会理事会で陳謝した上で、競技団体と連携して再発防止を図る方針も示したというが、連盟の五輪参加資格の見落としにJOCが陳謝するのは本末転倒、競技団体に代わってJOCが各選手管理まで管轄することになり、各競技団体の自律を損なうことになる。

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